彼の気持ちが知りたいのはなぜ?恋愛で不安になるとき、本当に知りたいこと

恋愛 不安 ほんとうに知りたいこと 彼の気持ち エッセイ

「彼は私のこと、どう思っていますか?」

「まだ好きですか?」

「また連絡は来ますか?」

恋愛相談に触れていると、こういう言葉を聞くことがよくある。

好きな人の気持ちがわからない。

連絡が来ない。

以前よりそっけなくなった。

そんなとき、「彼の気持ちが知りたい」と思うのは自然なことだと思う。

もちろん、本当に相手の気持ちが知りたいんだと思う。

でも、たくさんの恋愛の悩みに触れているうちに、ふと思うようになった。

もしかすると、本当に欲しいのは「彼の気持ち」という答えではないのかもしれない。

ただ、安心したいんじゃないだろうか。

考えても答えが出ない。

連絡が来ないだけで不安になって、何度もスマホを見てしまう。

「もう好きじゃないのかな」

「他に好きな人ができたのかな」

「私のことなんて、どうでもいいのかな」

考えれば考えるほど不安は大きくなって、自分でもどうしたらいいのか分からなくなる。

そんな自分にも疲れてしまって、

誰かに「大丈夫だよ」と言ってほしくなる。

少しだけでも、心を休ませたくなる。

だから「彼の気持ちを知りたい」と思うのかもしれない。

「彼はあなたが好き」と言われても不安が消えない理由

「彼はあなたのことが好きですよ」

そう言われた瞬間は、きっと安心する。

よかった。

まだ好きなんだ。

大丈夫なんだ。

でも次の日。

彼から連絡が来ない。

SNSは更新されているのに、自分への返信はない。

すると昨日までの安心はどこかへ消えて、また不安になる。

「本当に好きなのかな?」

そして、もう一度誰かに聞きたくなる。

私はこれ、恋愛だけの話じゃないと思っている。

人って結局、自分の心で納得できる答えが出るまでは、どれだけ周りから安心できる言葉をもらっても、完全には安心できないんじゃないだろうか。

私自身、何かに悩んだときはそうだ。

人からいくら「こうした方がいいよ」と言われても、自分の中で腑に落ちなければ動けない。

自分で考えて、考えて、

「ああ、私はこうしたいんだ」

と納得したとき、ようやく動ける。

恋愛も同じなのかもしれない。

恋愛に依存していた私は「愛されたい」んじゃなかった

昔の私は、かなり恋愛に依存していた。

誰かに求められることで、自分の存在価値を感じていたんだと思う。

好きだと言われる。

必要とされる。

追いかけてもらえる。

それだけで、

「私は価値のある人間なんだ」

と思えた。

だから、そっけなくされると追いかけた。

振り向いてほしかった。

私じゃなきゃダメだと証明してほしかった。

でも、不思議なことがあった。

あれだけ追いかけていた相手からベタ惚れされて、

「この人には私が必要なんだ」

と確信すると、今度はその人を必要としなくなる。

そして、また違う人から求められたくなる。

今考えると、ものすごく矛盾している。

でも当時の私は、本気でそうだった。

そっけなくされたら追いかける。

求められたら逃げる。

ずっとそれを繰り返していた。

たぶん私は、誰か一人に愛されたかったわけじゃなかった。

「私は人から求められる人間なんだ」

「私には、それだけの価値があるんだ」

それを何度も証明したかったんだと思う。

だから、一人からどれだけ愛されても終わらなかった。

欲しかったのは、その人の愛そのものではなく、

愛されることで感じられる、自分の存在価値だったから。

そっけない彼を追いかけたくなるのは、本当に「好き」だから?

今になって思う。

なぜ私は、そっけなくされるほど追いかけていたんだろう。

もちろん、本当に好きだった人もいる。

でも全部が全部、「好きだから」だけではなかったのかもしれない。

振り向いてくれない人を振り向かせたい。

私を必要としていない人に「私じゃなきゃダメ」と思わせたい。

そうすることで、

「ほら、やっぱり私には価値がある」

と安心したかったのかもしれない。

そう考えると、

追いかけていたのは相手ではなく、

相手からもらえる“自分の価値の証明”だったのかもしれない。

相手から愛をもらうことより、自分に意識を向けてみた

そんな私が今のパートナーと出会って知った。

世の中には、自分が欲しい形では愛情をくれない人もいる。

欲しい言葉を言ってくれない。

思ったような反応も返ってこない。

どれだけ「こうしてほしい」と心の中で願っても、もらえないものはある。

最初は、それでも相手からもらおうとしていた。

でも、あるとき思った。

この人からもらうことを求め続けていたら、私はきっと、いつまでも同じことを繰り返す。

だったら一度、相手に向けている意識を自分に向けてみよう。

そう思った。

自分を信用できるように、日々できることをやる。

何かひとつできたら、

「今日の私、よくやったじゃん」

と自分でちゃんと褒める。

しんどいときには、

「周りからどう思われるかな」

よりも、

「私は今、本当はどうしたい?」

と自分に聞く。

疲れているなら休ませる。

嫌なら嫌だと認める。

苦しいなら、苦しい自分の味方でいる。

そんな小さなことを繰り返していたら、不思議なくらい恋愛で自分の欲を満たそうとしなくなった。

誰かに、

「あなたには価値があるよ」

と証明してもらわなくても、心が満たされるようになった。

彼の気持ちがわからなくて苦しいときこそ「私はどうしたい?」

恋愛って、すごく楽しい。

ドキドキすることもあれば、寂しくなることもある。

苦しくてどうにもならない夜もあるのに、

好きな人からたった一通連絡が来ただけで、

「さっきまでのネガティブ思考、どこ行った?」

ってくらいワクワクすることもある。

そんな自分も含めて、恋愛って面白い。

だから、恋愛に夢中になることが悪いとは思わない。

好きなら好きでいい。

追いかけたいなら、追いかけてもいい。

でも、恋愛に夢中になりすぎると、自分自身が見えなくなることがある。

相手に合わせすぎて、

自分が本当は何を望んでいたのかさえ分からなくなることもある。

だから、彼のことを一旦横に置いて、考えてみてほしい。

あなたの本当の幸せって、なんだろう。

どんな人と一緒にいたい?

どんな毎日を過ごしたい?

どんな自分でいたい?

そして、その幸せな人生の中に、

本当に彼は必要だろうか。

そっけなくされたことで、ただ追いかけたくなっているだけなのか。

「私を選んで」と、自分の価値を証明してほしくなっているだけなのか。

それとも、

全部考えたうえで、

「やっぱり私はこの人が大切」

と思うのか。

もしそうなら、私は追いかけたっていいと思う。

大切な人を簡単に諦める必要なんてない。

ただ、

「彼は私をどう思っているんだろう」

だけじゃなく、

「私はどうしたいんだろう」

も、同じくらい大切にしてほしい。

相手に向けている愛を、少しだけ自分にも向けてあげてほしい。

彼があなたを必要としているかどうかを知る前に、

あなた自身が、自分を必要としてあげてほしい。

誰かからもらう「あなたには価値がある」という答えより、

自分で自分にそう言えるようになったとき。

恋愛は、自分の価値を証明するものではなく、

ただ誰かを好きになることを楽しめるものに変わっていくのかもしれない。

🌙 Lunaのことば

誰かに愛されることで、
自分の価値を確かめなくてもいい。

「彼は私を好き?」

そう聞きたくなったときこそ、

「私は、私のことを大切にできてる?」

そんなふうに、自分にも問いかけてみてほしい。

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