時間もお金も、少ないほうがうまく使えるのはなぜだろう。

時間 お金 少ない方が うまく使える エッセイ

この数ヶ月、私はずっと家計管理を試行錯誤していた。

予算を決めてみたり、
使ったお金を振り返ってみたり、
節約してみたり。

うまくいく時もあれば、
気づけば使いすぎている時もある。

「どうしたらちゃんと管理できるんだろう」

そんなことを何度も考えてきた。

そして最近、給料が入ったらすぐにお金を仕分けして、
一週間分の予算だけを手元に置くようになった。

すると不思議なくらい、
お金の使い方が変わった。

給料が入ったばかりなのに、
いつものようにたくさん使おうと思わない。

「今週はこの中でどうやって過ごそう」

自然と考えられるようになった。

そこで、ふと思った。

そういえば私、
給料日前のほうがお金の使い方が上手だったな、と。

残りのお金が少なくなると、

冷蔵庫に何が残っているか確認して、
あと何日あるか考えて、
必要なものだけを買う。

限られたお金の中で、
どうすれば一番効率よく過ごせるかを考える。

お金に余裕がある時より、
よっぽど上手に使えていた。

今までは、

「お金がないから、ちゃんと考えている」

くらいにしか思っていなかった。

でも、どうやらそれだけではなかったらしい。

私は、ある程度の「枠」があるほうが動きやすい。

そして考えてみたら、
これは家計管理だけの話ではなかった。

家事もそう。

一日予定がない日に、

「今日は時間がたっぷりあるから、家のことをしよう」

と思っていても、
なぜか全然進まないことがある。

いつでもできる。

午後からでもいい。

ちょっと休んでからやろう。

そう思っているうちに、
一日が終わる。

なのに仕事がある日は、

「家を出るまであと30分」

となった途端、

洗濯機を回して、
洗い物をして、
部屋を片づける。

自分でも笑ってしまうくらい、
テキパキ動ける。

時間がたくさんある日のほうが、
たくさんできそうなのに。

私の場合は逆だった。

仕事も同じだった。

私は副業で占い師をしている。

たくさん待機すれば、
そのぶん稼げる可能性は高くなる。

でも私は、一気に頑張ると疲れてしまう。

そして一度疲れると、
一ヶ月くらい待機しなくなることもある。

だから最近は、

「一日一時間だけ」

と決めた。

すると、これがちょうどよかった。

一時間なら、
いつもの生活の中に入れてもしんどくない。

終わったあとも、

「また明日もやってみようかな」

と思える。

もっと自由にできるはずなのに、
あえて一時間という枠を作ったほうが続く。

ここでもまた、同じだった。

私はずっと、

自由な時間がたくさんあって、
自由に働けて、
自由にお金を使えることが、

一番ラクなんだと思っていた。

でも、もしかすると私は、

自由の中に小さな枠があるほうが、自由を上手に使える人なのかもしれない。

使えるお金は、一週間分。

副業は、一時間。

家を出るまで、あと30分。

その小さな枠ができると、

「じゃあ、この中でどうしよう?」

と頭が動き始める。

私はたぶん、
制限されたいわけじゃない。

自分で決めた枠の中で、
自由に工夫するのが好きなんだと思う。

この数ヶ月、

家計管理がうまくいかなかったり、
やり方を変えてみたり、
また戻してみたり。

ずいぶん遠回りしたような気もしていた。

でも今日、

「ああ、ちゃんと自分に合う方法を探していたんだ」

と思った。

試行錯誤って、
正解を知らないからするものだと思っていたけれど、

本当は、

自分の正解を見つけるためにするものなのかもしれない。

世の中には、
いろんな「正しいやり方」がある。

家計簿はこうつける。

仕事はこうする。

毎日これを続ける。

時間はこう使う。

もちろん、それでうまくいく人もいる。

でも、その方法が自分に合うとは限らない。

できない自分を変えようとするより、

「じゃあ、私はどうすれば自然にできるんだろう」

と考えてみる。

そのほうが、案外うまくいく。

この数ヶ月、
いろいろ試してきてよかった。

うまくいかなかったことも、
途中でやめたことも、
全部無駄じゃなかった。

そのひとつひとつが、

「これは違う」

「こっちはやりやすい」

と、自分のことを教えてくれた。

正しいやり方じゃなくていい。

誰かと同じじゃなくてもいい。

自分が無理なく続けられて、
ちゃんと暮らしが回っていくなら、

それがきっと、
自分にとっての正解なんだと思う。

🌙 Lunaのことば

自分をやり方に合わせなくていい。

自分に合うやり方を、
時間をかけて見つけていけばいい。

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