フリーランスにこだわりすぎていた私が、パートに出て気づいたこと

フリーランス パート エッセイ

私は約4年間、フリーランスとしてWebライターや占いの仕事をしてきた。

好きな時間に働けて、子どもの行事にも参加しやすい。

子育てをしながら働く私にとって、在宅ワークは理想の働き方だった。

実際に、ライターとして順調だった頃は会社員では考えられないくらい稼げたこともある。

だから私は、その働き方を手放したくなかった。

でも最後の1年は、AIの発達もありライターの仕事は激減。

「またあの頃みたいに仕事が戻ってくるかもしれない。」

そんな期待を捨てられず、約1年間、不安定な生活を続けていた。

稼げる月は稼げる。

でも稼げない月は、本当に何もない。

その差があまりにも大きく、気付けばいつもお金のことを考えていた。

焦って仕事を探し、焦って新しい副業に手を出す。

でも焦れば焦るほど空回りしてしまう。

そんな毎日だった。

「さすがに、このままじゃいけない。」

そう思って、私はフリーランスを諦め、パートに出ることを決めた。

正直、悔しかった。

在宅で働けることは、子育て中の私にとって大きなメリットだったから。

中学生、小学生、保育園児。

年齢の違う3人の子どもを育てながら働くのは、決して楽ではない。

だからこそ、在宅ワークにこだわっていた。

でも、実際に働き始めて驚いた。

時給は1,000円を超えている。

行けば必ずお給料になる。

適度に体も動かせる。

何より、「今月はちゃんと収入がある」という安心感があった。

フリーランスを長く続けていた私は、その当たり前を忘れていた。

フリーランスは、頑張った分だけ稼げる世界だ。

でも反対に、頑張っても収入にならない日もある。

時給に換算すると500円にも満たない日だってあった。

一日で5万円稼げる日もあれば、数日間0円の日もある。

月に200万円稼げた月もあれば、半年近くほとんど収入がなかった時期もある。

この収入の波は、思っていた以上に心を疲れさせていた。

でもパートを始めてからは違った。

生活の土台があるだけで、不思議なくらい心に余裕が生まれた。

「今月どうしよう。」

そんな不安が減ると、本当に好きなことを落ち着いて楽しめるようになった。

ブログを書くこと。

文章を書くこと。

新しいことに挑戦すること。

以前よりも、純粋にワクワクしながら取り組めるようになった。

私はようやく気付いた。

フリーランスか、会社員か。

そんな二択で考える必要はなかったんだ。

生活を支えてくれる仕事があって、その上で好きなことに挑戦する。

私には、その働き方が一番合っていた。

きっと幸せな働き方は、人それぞれ違う。

「自由だから幸せ。」

「会社員だから安心。」

そんな単純な話ではない。

誰かが理想と言う働き方よりも、自分が笑顔でいられる働き方を選ぶことの方が、ずっと大切なんだと思う。

もし今、過去の自分に縛られて苦しくなっている人がいるなら、一度立ち止まって考えてみてほしい。

「本当に手放したくないのは、その働き方ですか?」

それとも、その働き方で得られていた安心感や、自分らしさでしょうか。

形を変えても、自分らしくいられる道はきっとある。

私も一歩踏み出してみたからこそ、そのことに気付くことができた。

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