「言葉にしてくれない」と不安になる。行動で愛情を示す人とすれ違ってしまう理由

言葉にしてくれないと不安になる 行動で示す男性 エッセイ

「好きなら、好きって言ってほしい」

「大切なら、大切だって伝えてほしい」

「これからも一緒にいたいなら、そう言ってほしい」

そんなふうに思うことはないだろうか。

相手が何もしてくれていないわけじゃない。

会う時間を作ってくれる。
困っていたら助けてくれる。
何気なく自分のことを気にかけてくれる。

ちゃんと行動を見れば、
大切にされていることは分かる。

それなのに、なぜか安心できない。

「でも、ちゃんと言ってほしい」

そう思ってしまう。

一方で相手からすれば、

「言わなくても分かるでしょ」
「嫌だったら一緒にいないよ」
「行動を見たら分かるじゃん」

なのかもしれない。

もしかするとこれは、
愛情の大きさの違いではなく、

「どこを見て気持ちを判断しているか」

の違いなのかもしれない。

「言葉にしてくれない」と不安になるのはなぜ?

言葉を求める人は、
必ずしも「好き」と何度も言ってほしいわけではない。

欲しいのは、
その言葉によって得られる「安心」なのだと思う。

今は仲がいい。

今は一緒にいる。

今は大切にしてくれている。

それは分かっている。

でも、

「これからもそうなのかな」

と考えた瞬間、不安になる。

だから、

「これからも一緒にいたい」
「大切に思っているよ」

そんな言葉が欲しくなる。

言葉によって、
まだ見えない未来まで少し安心したいのだ。

行動で愛情を示す人は「今」を見ている

一方で、愛情を行動で示す人もいる。

そういう人に、

「私のこと大切?」

と聞くと、

「大切じゃなかったら、こんなことしないでしょ」

と思うのかもしれない。

「これからも一緒にいたい?」

と聞いても、

「一緒にいたくないなら、今ここにいないよ」

となる。

言葉を求める側からすると、

「いや、今の話じゃなくて、これからの話をしてるんだけど」

と思ってしまう。

でも相手からすれば、

「まだ分からない未来より、今一緒にいることの方が確かじゃない?」

なのかもしれない。

ここで二人が見ている場所は、
少しだけ違っている。

未来を確認したい人と、今の行動を答えにする人

言葉を求める人は、

「これからどうなるのか」

を確認して安心しようとする。

行動で示す人は、

「今どうしているのか」

を自分の気持ちの答えにする。

たとえば、

「これからも友達でいてね」

と言う人と、

「そんなこと言わなくても、来週も普通に会うじゃん」

と思う人。

「ずっと一緒にいたいって思ってる?」

と聞く人と、

「そのつもりだから今日も一緒にいるんだけど」

と思う人。

どちらも、
相手との関係を大切にしている。

ただ、

片方は未来を言葉で確認し、
もう片方は現在の行動で気持ちを示している。

だから、すれ違う。

人は「自分が受け取りやすい形」で愛情を探してしまう

人は、自分が愛情を伝える方法で、
相手からの愛情も探してしまうのかもしれない。

言葉で気持ちを伝える人は、
相手の言葉を見る。

だから、

「好きと言ってくれない」
「大切と言ってくれない」
「これからの話をしてくれない」

ということが気になる。

反対に、
行動で気持ちを伝える人は、

一緒に過ごした時間や、
実際にしていることを見る。

だから、

「こんなに一緒にいるのに」
「こんなに時間を使っているのに」
「困ったらいつも助けているのに」

と思う。

言葉で受け取る人は、

「言ってくれないから分からない」

と思い、

行動で伝える人は、

「こんなに行動で示しているのに、なんで分からないの?」

と思う。

お互いに伝えている。

お互いに受け取ろうとしている。

なのに、
使っている言語が少し違う。

「言ってくれなかったこと」ばかり探していないだろうか

誰かの気持ちが分からなくなると、

人は「ないもの」に目を向けやすい。

好きと言ってくれなかった。

ありがとうと言ってくれなかった。

これからも一緒にいたいと言ってくれなかった。

そして、

言ってくれなかった=そう思っていない

と結びつけてしまうことがある。

でも、そんなときは一度、

「この人は、何を言ってくれなかったか」

ではなく、

「この人は、普段何をしてくれているだろう」

と考えてみてもいいのかもしれない。

言葉になっていない気持ちを探してみる

疲れているとき、
さりげなく助けてくれた。

自分が好きだと言ったものを、
覚えていてくれた。

何かあったら、
なんだかんだ話を聞いてくれる。

忙しくても、
自分との時間を作ってくれる。

特別な言葉はないけれど、
当たり前のように隣にいる。

もしかすると、

「好き」
「大切」
「これからも一緒にいたい」

という言葉を使っていないだけで、

その人は日常の中で、
何度も同じことを伝えているのかもしれない。

それでも言葉が欲しいなら、求めてもいい

だからといって、

「行動を見て察せるようにならなければいけない」

という話ではない。

言葉が欲しい人にとって、
言葉は大切なものだ。

「私は言葉にしてもらえると安心する」

そう伝えていい。

行動で愛情を示す人も、

「私はあまり言葉にはしないけど、一緒にいることが私なりの気持ちなんだ」

と伝えていい。

どちらか一方が、
相手の愛情表現に完全に合わせる必要はない。

大切なのは、

「どうして分かってくれないの?」

と責め合う前に、

「この人は、どうやって気持ちを伝える人なんだろう」

と知ることなのかもしれない。

「今」を見たら、もう答えがあることも

未来は見えない。

だから、不安になる。

この人はこれからもそばにいてくれるのだろうか。

今と同じ気持ちでいてくれるのだろうか。

関係は変わってしまわないだろうか。

そんな不安を消したくて、
私たちは未来の約束を求めることがある。

でも、

どれだけ言葉をもらっても、
未来を完全に保証することはできない。

反対に、

未来について多くを語らない人が、
今日も変わらずそばにいることもある。

その人が今、
自分にどんな時間を使っているのか。

どんな行動をしているのか。

どんなふうに関わり続けているのか。

未来が不安になったときほど、

まだ起きていない明日の答えを探すのではなく、

「今、この人はどうしている?」

と見てみる。

そこには、
言葉とは違う形の答えがあるのかもしれない。

言葉と行動、どちらかだけが愛情ではない

「好き」と言ってくれること。

会うために時間を作ってくれること。

「大切だよ」と伝えてくれること。

何も言わずに助けてくれること。

どちらも、
人が誰かを大切にするときに現れるものだと思う。

問題なのは、

自分が理解できる形だけを
「愛情」と呼んでしまうことなのかもしれない。

言葉で安心する自分を否定しなくていい。

同時に、

言葉になっていない相手の気持ちにも、
気づけるようになれたらいい。

そうすれば、

「何ももらえていない」

と思っていた関係の中に、

ずっと前からあったものが
見えてくることがある。

Lunaのことば

「言ってくれないと分からない」

そう思っていた。

きっと私は、
言葉そのものが欲しかったのではなく、

その言葉の先にある
「これからも大丈夫」という安心が欲しかったのだと思う。

だから未来を確認する。

これからも一緒にいる?
私のこと大切?
気持ちは変わらない?

でも、

未来の答えを言葉で確認する私と、

今ここにいることで答えている人がいる。

見ている場所が少し違うだけで、
同じ気持ちでもすれ違ってしまう。

もし誰かの気持ちが分からなくなったら、

「何を言ってくれなかった?」

だけではなく、

「この人は今、私に何をしてくれている?」

と考えてみたい。

欲しかった言葉は、
まだ聞けていないかもしれない。

それでも、

欲しかった気持ちは、
もう目の前にあるのかもしれないから。

Luna

KIZUKI ♡ SELF WORK
「言葉にしてくれない」が苦しい夜に。
私が欲しかったのは、
「好き」の言葉?
それとも、その先の安心?
愛情の受け取り方を見つけるセルフワーク
彼は何もしてくれてない
わけじゃない。
会う時間を作ってくれる。
気にかけてくれる。
困ったときは助けてくれる。

それでも、言葉がないと
「本当に愛されてる?」
って不安になる。
そんなとき、彼の気持ちを考える前に
ほんの少しだけ
「自分の気持ち」 を見てみませんか?
A LITTLE QUESTION FOR YOU
ちょっとだけ、考えてみて。
私は、どんなときに
「愛されてる」って
感じるんだろう?
このワークで見つめること
♡ 本当は、何と言ってほしかった?
♡ その言葉で、何を感じたかった?
♡ 彼が行動で伝えていたものは?
♡ それでも私が欲しい愛情表現は?
♡ 私の気持ちをどう伝えたらいい?
答えを出さなくてもいい。
まずは、 「私はどう感じてる?」 から。
PDF WORKBOOK ♡ 全10ページ ♡ ¥500
KIZUKI SELF WORK ちょっと、自分と話してみる
「愛されてる?」を探す時間から、
「私はどう愛されたい?」 を知る時間へ。
KIZUKI | FOR YOUR HEART

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