私は昔から、自分のことを
「何もできない人」
だと思っていました。
提出物をちゃんと出せない。
宿題を毎日して、次の日に提出することができない。
部屋の掃除が苦手。
何度注意されても、同じことを繰り返してしまう。
周りの人が普通にできているように見えることが、私はなぜかできませんでした。
だからずっと、
「なんで私はこんなこともできないんだろう」
「みんなはできているのに」
と、自分を責めてきました。
でも最近、自己内観をするようになってから、この考え方が少しずつ変わってきました。
私は本当に「何もできない人」だったんだろうか?
そうやって自分の過去を振り返ってみると、
できなかったことばかり見て、できていたことをほとんど見ていなかった
ことに気づいたんです。
子どもの頃から「私は何もできない」と思っていた
子どもの頃の私は、
提出物を期限までに出す。
毎日宿題をする。
言われたことを忘れずにやる。
部屋を片づける。
そんな「みんなが普通にやっていること」が苦手でした。
父から、
「お前はほんま何もできんやつじゃな」
「なんで毎回、言われたことができんのんな!」
と怒られることもよくありました。
何度も言われているうちに、
「私はこれが苦手なんだ」ではなく、「私は何もできない子なんだ」
と思うようになりました。
今振り返ると、この頃にできた思い込みが、大人になってからもずっと残っていたんだと思います。
大人になっても「できない自分」を責めていた
たとえば、掃除。
今でも私は掃除が得意ではありません。
夫から「掃除して」と言われると、以前の私は、
「また言われた」
「うちってほんま何もできんな」
と落ち込んでいました。
でも、よく考えてみると不思議です。
掃除ができていないことと、私が何もできない人間であることは、本来まったく別の話です。
それなのに私の中では、
掃除ができなかった。
↓
また言われたことができなかった。
↓
やっぱり私は何もできない。
と、無意識につながっていました。
お金についても同じでした。
予定になかったものを買っただけで、
「また浪費しちゃった」
「今いらんかったのに……」
「なんで使っちゃったんだろう」
「やっぱり私はお金の管理ができない」
と、自分を責めていました。
一つの失敗や苦手なことから、自分自身まで否定していたんです。
自己内観で「本当に私は何もできない?」と考えてみた
自己内観をするようになってから、
「私は何もできない」
という気持ちが出てきたときに、
「それって本当?」
と、自分に問いかけるようになりました。
そして、自分の過去を振り返ってみました。
すると、私は決して何もできない子ではなかったんです。
私は昔から好奇心が旺盛でした。
気になることを見つけると、今やらないといけないことまで忘れてしまうほど没頭する。
「楽しい!」
「やってみたい!」
「もっと知りたい!」
そう思ったものは、どんどん吸収していきました。
絵を描くこと。
歌を歌うこと。
ダンス。
ハンドメイド。
そして今は、KIZUKI。
興味を持つと、調べて、試して、覚えて、形にする。
そしてまた次にやりたいことが出てくる。
振り返ってみると私は昔から、
勢いがあるときは、とても強い人でした。
「何もできない」のではなく、苦手なことばかり評価されていた
自己内観をしながら過去を振り返っていて、もう一つ気づいたことがあります。
私が子どもの頃に評価されていたのは、
提出物をちゃんと出せる。
宿題をする。
片づける。
言われたことをきちんとする。
そんな「一般的にできて当たり前」とされていることでした。
だから、それが苦手だった私は、
「何もできない子」
になっていました。
でも、本当にそうだったのでしょうか。
絵は描けた。
歌も歌えた。
ダンスもできた。
好きなことには、とことん没頭できた。
新しいことを覚えるのも好きだった。
頭の中に浮かんだアイデアを形にすることもできた。
ただ、
周りが評価していた「できる」と、私が持っていた「できる」が違っただけだった。
今はそう思います。
自己内観をしても、苦手なことが得意になるわけではない
ここは、私が自己内観をしていて大切だと思っているところです。
自己内観をしたからといって、
突然、掃除が大好きになったわけではありません。
お金の管理が完璧になったわけでもありません。
子どもの頃から苦手だったことは、大人になった今でも苦手です。
これまで何度も、
「ちゃんとしよう」
「今度こそ直そう」
と思ってきました。
それでも直らない。
そして直そう、直そうとするほど、
「またできなかった」
と自分を責めて、心がしんどくなっていました。
だったら、
苦手なことを全部克服しようとしなくてもいいんじゃないか。
そう考えるようになりました。
できることは、しっかり伸ばす。
苦手なことは、自分が困らない程度に少しずつやる。
それでいい。
「できなかった」と「私はダメ」を切り離して考える
最近、夫から掃除について言われても、
「今日はしんどいけ、元気なときにする」
と言えるようになりました。
もちろん、責められるような言い方をされたら、今でも凹むことはあります。
でも以前とは違います。
夫が掃除してほしいタイミングと、
私が掃除をできるタイミングは違う。
ただ、それだけなんですよね。
今日できなかったら、明日でもいい。
明日もできなかったら、数日後でもいい。
そして実際に掃除できたら、
「ちゃんと掃除したじゃん。うち偉い!」
と思うようにしています。
お金を使ってしまったときも、
「また浪費した。私はダメ」
ではなく、
「まあ、食べたかったから仕方ない」
「今日は疲れてたから、エネルギーを補給したかったのかもしれないな」
と考えるようになりました。
自分を責めるのではなく、
「私はどうしてこうしたんだろう?」
と考えてみる。
これも私にとって、大切な自己内観のひとつです。
自分を受け入れるとは、自分に合った生き方を選ぶこと
以前の私は、
苦手なところを全部直せたら、自分を好きになれると思っていたのかもしれません。
掃除もできる。
お金の管理もできる。
予定通り行動できる。
人から注意されない。
そんな「ちゃんとした人」になろうとしていました。
でも今の私は、
自分を受け入れるとは、自分の性格に合った生き方を選ぶこと
だと思っています。
大人になっても、苦手なものは苦手でした。
だったら、できないところを無理やり普通にするために、自分のエネルギーを全部使わなくてもいい。
できるところを、もっと伸ばしていく。
苦手なところは、最低限だけ頑張ってみる。
そして数年後に、
「前のうちより成長してるじゃん!」
と思えたら、それではなまる。
そのくらいの基準で、自分を見てあげてもいいんじゃないかなと思います。
自分を責めてしまうときは「できていること」にも目を向けてみる
人には、得意なことと苦手なことがあります。
だから、
「できないからダメ」ではありません。
あなたにもきっと、「できていること」がたくさんあります。
でも人と比べていると、
自分のできないところと、
相手のできているところばかりを比べてしまいます。
「あの人はちゃんとしてる」
「あの人にはできるのに、私はできない」
そうやって自分を責めてしまう。
でも、その「ちゃんとして見える人」にだって、できないことはきっとあります。
ただ、他人のできない部分は見えにくいだけ。
だから、
「人間って、そんなもんなんだ」
くらいに軽く考えてみてもいいのかもしれません。
できないことがあっても普通。
苦手なことがあっても普通。
それより、
「今日これはできた」
「これは昔から得意だった」
「前より少しできるようになった」
そんな自分にも、意識を向けてみる。
人から評価されるのを待つのではなく、
自分で自分を評価してあげる。
自己内観を続ける中で、私は少しずつそれができるようになってきました。
Lunaのことば

「できないこと」があるからといって、
あなたが「何もできない人」になるわけじゃない。
苦手なことを全部克服しなくてもいい。
できることを伸ばして、
苦手なことは少しずつ。
人と比べて「できない自分」を探すより、
今の自分ができていることを、自分自身が見つけてあげてほしい。
そしていつか、
「前の私より、ちゃんと成長してるじゃん」
って思えたら、それではなまる。
自分の人生の評価くらい、
自分でつけてあげてもいいんじゃないかな。
KIZUKI SELF WORK
「できない私」を、責める前に。
「またできなかった」「やっぱり私はダメ」
そんなふうに、自分を責めてしまうとき。
できなかったことだけではなく、
できていることにも目を向けてみる。
KIZUKIのセルフワークは、
自分を変えるためではなく、
今の自分を知って、理解してあげるためのワークです。
for myself ♡
10 DAYS WITH MYSELF
自分を知るための
10日間。
1日ひとつのテーマと向き合いながら、
自分の価値観、感情、思い込み、
本当の気持ちを少しずつ知っていく。
最後に完成するのは、
「わたしの取扱説明書」。
SELF WORK COLLECTION
自分を責めるより、自分を知る。
苦手なこと、思い込み、人との関係。
気になったテーマから「本当の自分」をゆっくり辿ってみてください。
SELF REFLECTION
自分の内側と
向き合うために。
RELATIONSHIPS
人との関係から、
自分を知る。
LOVE & PARTNERSHIP
恋愛の中にある、
本当の気持ちへ。
WHEN SELF-BLAME GOES DEEPER
「どうして私はできないの?」を、
一緒に辿る。
自分を責める癖の奥には、
子どもの頃から抱えてきた言葉や、
「こうあるべき」という思い込みが隠れていることがあります。
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