「もっと家事を手伝ってくれたらいいのに」
以前の私は、夫に対してよくそう思っていました。
一人では回らない。
家事もある。
子育てもある。
仕事もある。
それなのに、できていないことがあると怒られる。
「もっとやってよ」
「私ばっかりしんどい」
そんな不満を、ずっと抱えていました。
でも自己内観をするようになって、あるとき気づいたんです。
私は本当に、夫に家事をしてほしかったんだろうか?
そこを掘ってみると、少し違うものが見えてきました。
「家事をしてほしい」の奥にあった、本当の気持ち
もし夫が何もしてくれなくても、
「今日はできなかったん?まあいいよ」
と言ってくれる人だったら?
そう考えてみたとき、私は思いました。
それなら、別に何もしなくてもいい。
もちろん家事をしてくれたら助かります。
でも、私が一番苦しかったのは、家事の量そのものではなかったんです。
一人では回せない。
だけど、求められる。
できなかったら、責められる。
そのプレッシャーが苦しかった。
そして、当時言われた言葉の中で、今でも強く残っているものがあります。
「お前は何もできない」
家事ができなかっただけなのに、私はいつの間にか、
「私は何もできない人なんだ」
と、自分自身まで否定するようになっていました。
「女なんだから」という言葉を、ずっと信じていた
さらに自己内観をしていくと、もっと昔の記憶につながりました。
子どもの頃、母からよく言われていた言葉があります。
「あんたは女の子なんじゃけ、家事ができるようになっとかんといけんよ」
私の中にはいつの間にか、
女なんだから、家事ができないといけない。
という考えが染みついていました。
男は外で働く。
女は養ってもらう。
だから女性は家のことをして、夫が求めることにも応えなければならない。
そんな昔ながらの夫婦像を、私は「当たり前」だと思っていたんです。
だから夫から、
「ここまでやってほしい」
と言われると、
「私はここまでやらなきゃいけない」
に変換していました。
夫の希望と、私の義務を分けられなかった。
できないと、
「妻としてちゃんとできていない」
と思ってしまう。
そりゃ、家事がしんどくなるはずです。
掃除が苦手。それでいい
でも今の私は、もうそんなふうには思いません。
私は掃除が苦手です。
でも、料理は好き。
人には、好きなこともあれば苦手なこともあります。
苦手なことまで全部完璧にできたら、もうサイボーグです。
掃除が苦手だからといって、私が「何もできない人」になるわけじゃない。
料理が好きなら料理をすればいい。
できることをコツコツやればいい。
苦手なことを一生懸命克服しようとしても、苦手なものは苦手だったりします。
だったら、
「これ苦手なんよ。やって〜」
って、誰かに頼ったっていい。
今はそう思えるようになりました。
自分への「当たり前」を手放したら、夫にも求めなくなった
面白いことに、自分に対する「こうしなきゃ」を手放していくと、夫に対しても怒ることが減りました。
以前なら、
「なんで私ばっかり?」
と思っていたことも、
今は、
「まあ、できることやっとくわ」
くらい。
できていないことを指摘されても、
「うち、それ苦手じゃけやって〜」
と素直にお願いできるようになりました。
そして私は、ここでひとつ大きなことに気づきました。
自分に完璧を求めていた頃の私は、相手にも求めていたんです。
「私はこんなにやってるんだから、あなたもやってよ」
「私が頑張ってるんだから、あなたも頑張ってよ」
自分が苦しいから、その苦しさを相手にも分かってほしくなる。
でも、
「私はできないことがあっていい」
と思えるようになると、
「あなたにもできないことがあっていい」
と思えるようになりました。
そうすると、夫婦の間にあったピリピリした空気が、自然となくなっていったんです。
本当のパートナーシップは「補い合うこと」なのかもしれない
今の私は、
男だから。
女だから。
そんな理由で役割を決めなくてもいいと思っています。
今は女性だって働くし、たくさん稼ぐ人もいます。
それなのに、
仕事もする。
子育てもする。
家事もする。
全部を女性が背負っていたら、キャパオーバーになって当然です。
だから私は、夫婦や恋人というパートナー同士で、
お互いの苦手なところを補い合えばいい
と思っています。
料理が得意な人が料理をする。
掃除が得意な人が掃除をする。
二人とも苦手なら、一緒に適当にやったっていい。
「夫だからこれをする」
「妻だからこれをする」
ではなく、
「私はこれができる。あなたは何ができる?」
そんなふうに考えられる関係の方が、私はずっとラクでした。
夫婦関係を変えたかった私が、自己内観で見つけたもの
以前の私は、
「夫がもっと家事をしてくれたら、夫婦関係はうまくいくのに」
と思っていました。
でも自己内観をして見えてきたのは、
夫に家事をしてほしいという気持ちの奥に、「妻ならちゃんとできなきゃ」という自分自身へのプレッシャーがあったこと。
そして、その「当たり前」は、自分で選んだものではなく、ずっと昔から受け取ってきた価値観でもありました。
もちろん、夫婦の問題がすべて自己内観だけで解決するわけではありません。
相手と話し合う必要があることもあるし、家事や育児の負担そのものを見直した方がいい場合もあります。
でも、
「私は、どうしてこんなに苦しいんだろう?」
と自分に問いかけてみることで、見えるものもあります。
夫に求めていると思っていたものが、実は自分自身に課していた「こうあるべき」だった。
私の場合は、それに気づいたことで夫婦関係が少しずつ変わっていきました。
相手を変えたからではありません。
私が、
「できないことがある自分でもいい」
と思えるようになったから。
「妻なら」
「母親なら」
「女なら」
そんな言葉で苦しくなったときは、一度だけ考えてみてください。
それ、本当にあなたが決めた「当たり前」ですか?
誰かから受け取った「当たり前」を、一生守り続けなくてもいい。
できることをやる。
苦手なことは頼る。
そんな関係も、立派なパートナーシップなんだと、私は思っています。
KIZUKI SELF WORK
「妻だから」の前に、
「私はどうしたい?」を。
「妻なんだから、家事くらいできないと」
「相手が求めていることに応えなきゃ」
そんなふうに苦しくなったとき、
一度だけ「どうして私は、そう思うんだろう?」と
自分の内側を辿ってみる。
KIZUKIのセルフワークは、
誰かを変えるためではなく、
自分の中にある「当たり前」と、本当の気持ちを知るためのワークです。
for myself ♡
10 DAYS WITH MYSELF
自分を知るための
10日間。
1日ひとつのテーマと向き合いながら、
自分の価値観、感情、思い込み、
本当の気持ちを少しずつ知っていく。
最後に完成するのは、
「わたしの取扱説明書」。
SELF WORK COLLECTION
相手を変える前に、自分の気持ちを知る。
夫婦、恋愛、人間関係の中で感じるモヤモヤ。
気になったテーマから「私はどうしたい?」をゆっくり辿ってみてください。
SELF REFLECTION
自分の内側と
向き合うために。
RELATIONSHIPS
人との関係から、
自分を知る。
LOVE & PARTNERSHIP
恋愛の中にある、
本当の気持ちへ。
WHEN RELATIONSHIPS FEEL HEAVY
「もっとこうしてほしい」の奥にある、
本当の気持ちを辿る。
パートナーにイライラしたり、
「どうして私ばっかり」と苦しくなったり。
その気持ちをゆっくり辿っていくと、
「妻だから」「母親だから」「女だから」と、
知らないうちに背負っていた
“当たり前”に気づくことがあります。
ひとりでは同じところをぐるぐるしてしまうとき、
KIZUKIには「一緒に深掘りする時間」もあります。
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