友達が減って、月5〜7万円の出費も減った。自己内観で変わった「人間関係」と時間の使い方

友達が減って 出費が減る 自己内観 時間の使い方 エッセイ

「友達が減った」と聞くと、少し寂しいことのように感じるかもしれない。

人間関係がうまくいかなくなったのかな。
孤独になったのかな。

でも、今の私はまったく逆だった。

友達が減ってから、私は以前よりずっとラクになった。

お金にも余裕ができた。
時間にも余裕ができた。
家族と過ごす時間も増えた。

そして何より、

「これが、私が本当にしたかった暮らしだったんだ」

と思えるようになった。

自己内観をするようになって変わったのは、人間関係の数ではない。

「私は誰に、何のために、自分の時間とお金を使いたいんだろう?」

それが、やっと分かるようになったのだと思う。

昔の私は、友達付き合いにかなりのお金を使っていた

以前の私は、今よりずっと人付き合いが多かった。

飲みに行けば、一軒では終わらない。

二軒、三軒とハシゴすることも珍しくなかった。

車を出すのも基本的に私だったから、当然ガソリン代もかかる。

服や小物もたくさん買っていた。

もちろんオシャレが好きだったのもある。

でも今振り返ると、

「オシャレな人だと思われたい」

という気持ちも、かなりあったと思う。

友達とショッピングに行けば、友達が何か買っている横で、自分だけ何も買わずに店を出ることにも妙な居心地の悪さを感じていた。

だから、本当は必要じゃないものまで買っていた。

服、小物、雑貨、紅茶。

一つひとつは大きな金額じゃなくても、積み重なれば結構な金額になる。

今の私は、服もほぼ制服化している。

毎シーズン、だいたい2パターンあればいい。

以前のように、誰かに見せるためのオシャレもしなくなった。

無駄に雑貨や紅茶を買うことも減った。

正確に家計簿を比較したわけではないけれど、感覚としては、あの頃と比べて月5〜7万円くらい出費が減ったと思う。

でも、自己内観をして気づいたのは、お金以上に大きなものだった。

私がもっと大量に使っていたのは「時間」だった

昔の私は、とにかく人の相談をよく聞いていた。

LINEでも、電話でも、対面でも。

数時間話を聞くことなんて普通だった。

それがほぼ毎日のように、1ヶ月以上続く人もいた。

在宅で仕事をしていた頃は特にひどかった。

家にいるからなのか、

「家で仕事してるんだからいいでしょ」

そんな空気になることもあって、電話が鳴れば話を聞いていた。

一人だけじゃない。

同じ時期に二人くらいから頻繁に相談されると、1日のうち5時間近く、人の悩みを聞いていることさえあった。

当然、仕事なんて進まない。

それでも私は、電話を切れなかった。

「そろそろ帰って」と言うことさえできなかった

これは相談だけではなかった。

友達が家に遊びに来ると、夕方になっても帰らないことがよくあった。

私は夕飯の準備をしたい。

お風呂にも入りたい。

もうすぐ家族も帰ってくる。

本当は、

「そろそろ時間じゃけ、今日はここまでにしよう」

と言いたかった。

でも言えなかった。

楽しそうに話している途中で私が話を終わらせたら、

「空気が読めない人だと思われるんじゃないか」

と思っていたから。

家族が帰ってきても友達がいるから、家でゆっくりできない。

それで家族が不満を感じることもあった。

それでも私は、友達に「帰って」と言うより、家族に我慢してもらう方を選んでいた。

「人の話は最後まで聞かなきゃ」と思うようになった出来事

私が人の相談を途中で終わらせられなかったのには、もう一つ理由がある。

昔、友達の相談を電話で聞いていたときのこと。

そのあと予定があった私は、途中で電話を切って遊びに行った。

すると、その子がその後、自傷していた。

そして、

「あの日、ちゃんと話を聞いてくれなかったから」

と言われた。

その経験は、当時の私の中に強く残った。

人の話を途中でやめたら、何か取り返しのつかないことが起きるかもしれない。

そんな感覚を持つようになったのだと思う。

もちろん今なら、相手の行動すべてを私が背負えるわけではないと分かる。

でも当時の私は、そう思えなかった。

だから誰かが悩んでいたら、自分の予定より相手を優先した。

仕事より相手。

家事より相手。

家族より相手。

そして、自分より相手。

でも、本当に怖かったのは「嫌われること」だった

自己内観をするようになって、この頃の自分を振り返った。

なぜ、そこまで人に合わせていたんだろう。

なぜ「今日は無理」と言えなかったんだろう。

なぜ自分の時間を何時間も差し出していたんだろう。

掘っていくと、私の中には、

「嫌われたくない」

という気持ちがあった。

空気が読めないと思われたくない。

冷たい人だと思われたくない。

そして、そのさらに奥には、

「私は必要とされていたい」

という気持ちがあった。

「必要とされること」が、私の価値だった

昔の私は、

必要とされる=自分には価値がある

と思っていたのだと思う。

相談される。

頼られる。

電話がかかってくる。

「あなたにしか話せない」と言われる。

そういう出来事によって、

「私は必要とされている」

と感じられた。

だから、必要とされなくなるのが怖かった。

必要とされなくなったら、自分の価値までなくなってしまうような感覚だった。

そう考えると、昔の私がお金と時間をたくさん人間関係に使っていた理由も、少し分かる。

ただ付き合いがよかったわけじゃない。

私はずっと、

「相手にとって価値のある私」でいようとしていた。

自分の時間にも「価値」があると気づいた

そんな私の感覚が変わり始めたきっかけの一つが、占いの仕事だった。

人の悩みを聞いて、考えて、言葉を返す。

それまで友達に何時間でも無償でやっていたことに、お金を払ってくれる人が現れた。

そこで初めて、

「私が人の話を聞いて、考えて、言葉を返しているこの時間って、価値のある時間なんだ」

と感じるようになった。

そこから少しずつ、人との距離を取るようになった。

そして自己内観をするようになって、その感覚はさらに変わっていった。

友達が減ったら、家族との時間が増えた

人付き合いを減らして、一番変わったのは時間だった。

一人で自己内観ノートを書く時間ができた。

自分の夢や目標について考える時間ができた。

やりたいことに没頭できるようになった。

そして、家族との時間が増えた。

昔の私は、電話で誰かの相談を聞きながら、

「電話中じゃけ静かにして」

と子どもたちに言うこともあった。

今振り返れば、子どもたちも窮屈だったと思う。

私は友達を大切にしているつもりだった。

でもそのために、一番近くにいる人たちに我慢させていた。

自己内観をしていて、そこに気づいた。

深い付き合いの人ほど適当に扱って、浅い付き合いの人に時間とお金を使っていた

これに気づいたとき、私は少しショックだった。

私がずっと、

「必要とされたい」

と思って探していたもの。

それって、もう身近にあった。

子どもたちもいる。

家族もいる。

そして、今でも残っている大切な友達もいる。

私が何時間も相談に乗らなくても。

オシャレじゃなくても。

何かを買わなくても。

役に立たなくても。

私の存在そのものを大切にしてくれる人は、ちゃんといた。

なのに私は、身近にいるからこそ、その存在に気づけなかった。

深い付き合いの人ほど適当に扱って、浅い付き合いの人に時間とお金をたくさん使っていた。

今振り返ると、そんな状態だったように思う。

今は「生きているだけで価値がある」と思っている

昔の私は、

「必要とされる私には価値がある」

と思っていた。

でも今は違う。

私は、生きているだけで価値がある。

そう思っている。

何かをしてあげなければ価値がないわけじゃない。

誰かの相談に乗らなければ必要とされないわけでもない。

私が生きて、ここにいる。

それだけで安心してくれる人がいる。

だったら私はもう、自分の価値を証明するために、たくさんの人から必要とされようとしなくていい。

その代わりに、

私は誰を大切にしたいのか。
何に時間を使いたいのか。
何にお金を使いたいのか。

それを自分で選びたい。

友達が減っても、私はまったく寂しくなかった

人間関係が減った今、寂しいかと聞かれたら、

私は全然寂しくない。

むしろ、

「これが私の求めていた生き方だったんだ」

と思っている。

もちろん、大切な友達との時間は今でも必要だ。

一緒にいて心が癒される人。

話したいと思える人。

自分から時間を使いたいと思える人。

そういう人との関係まで手放したいわけじゃない。

自己内観をして変わったのは、

「友達を減らしたこと」ではなく、「誰とどう付き合うかを自分で選べるようになったこと」

なのだと思う。

人間関係は、多ければ豊かなわけじゃなかった。

私にとっての豊かさは、

本当に大切な人を、ちゃんと大切にできる余白があること。

そして、自分自身にも時間とお金を使えること。

友達が減って生まれた余白に、今の私は、自分の夢や家族との時間を置いている。

たぶん私はずっと、この暮らしがしたかったんだと思う。

04

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SELF WORK COLLECTION

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