友達がたくさんいた私が、自己内観を続けたら親友ひとりになった

自己内観 友達が減った エッセイ

昔の私は、友達が多かった。

学生時代の友達。
仕事で出会った友達。
子どもを通じて仲良くなった友達。

いろんな人と連絡を取って、遊んで、話をしていた。

だから昔の私が今の私を見たら、きっと驚くと思う。

今、私が「親友」と呼べる人はひとりしかいない。

自己内観を繰り返すようになってから、私の人間関係は驚くほど少なくなった。

友達なのに、会ったあと疲れていた

昔は、人間関係にそこまで疑問を持っていなかった。

友達だから話を聞く。

友達だから相談に乗る。

友達だから誘われたら会う。

それが普通だと思っていた。

でも、そんな人間関係の中で、私は少しずつ疲れていた。

会うたびに旦那さんの愚痴を聞かされる。

職場の愚痴を延々と聞かされる。

「あの人がこんなことをした」
「私はこんなに大変だった」
「私ばっかりこんな目に遭う」

そんな話を何時間も聞くこともあった。

もちろん、私だって愚痴を言う。

嫌なことがあれば誰かに聞いてほしいし、「それはしんどかったね」と言ってもらいたい日だってある。

だから、愚痴を言うこと自体が嫌だったわけじゃない。

ただ、いつ会っても同じだった。

話を聞いて、一緒に怒って、励まして。

しばらく経ってまた会ったら、また同じ話を聞く。

何も変えようとしないまま、不幸だった話だけが積み重なっていく。

中には、誰かを蹴落とすことで自分の価値を確かめようとする人もいた。

誰かの失敗を笑ったり。

「あの人より私はマシ」と安心したり。

人を下げることで、少しだけ自分を上に置こうとする。

昔の私は、それにも適当に笑って合わせていた。

「なんで私は、こんなに疲れてるんだろう」

自己内観をするようになってから、私は自分の感情をよく見るようになった。

悲しかったとき。

腹が立ったとき。

モヤモヤしたとき。

「なんで私は今、こう感じたんだろう?」

そうやって、自分に問いかけることが増えた。

すると、人間関係にも同じことをするようになった。

友達と会って家に帰ったあと、どっと疲れている自分に気づいたとき。

私は自分に聞いてみた。

「今日、楽しかった?」

答えに困った。

話している最中は笑っていた。

相槌も打っていた。

「わかる、わかる」と言っていた。

でも、自分の心は全然楽しくなかった。

むしろ疲れていた。

そこで初めて思った。

「私、なんのためにこの人と会ってるんだろう」

「友達だから」を理由にしなくなった

それから私は、人間関係でも自分の気持ちを無視しないようになった。

この人といるとき、私はどんな自分になっている?

無理して笑っていない?

相手の機嫌を取っていない?

聞きたくない話まで「友達だから」と我慢して聞いていない?

嫌われたくないから付き合っているだけじゃない?

そうやってひとつずつ自分に聞いていった。

すると、今まで「友達だから」という理由だけで続けていた関係がたくさんあることに気づいた。

別に、その人が悪いわけじゃない。

その人にはその人の生き方がある。

愚痴を言いながら生きていくのも、その人の自由だと思う。

誰かと比べることで自分を保つことが必要な時期だってあるのかもしれない。

でも、それに私が付き合い続けなければいけない理由もなかった。

気づけば、友達はひとりになっていた

誰かと大喧嘩をして、次々と縁を切ったわけではない。

「もうあなたとは友達じゃありません」

なんて宣言したわけでもない。

ただ、自分の気持ちを大切にするようになった。

会いたくないときは会わない。

聞いていて苦しくなる話からは離れる。

無理に連絡を続けない。

「昔からの友達だから」という理由だけで関係を維持しない。

そんなことを繰り返していたら、少しずつ人間関係が減っていった。

そして気づけば、友達と呼べる人はひとりになっていた。

昔の私なら、焦っていたかもしれない。

「私、友達いないじゃん」

「人間関係うまくいってないのかな」

そんなふうに思っていたと思う。

でも今は、不思議なくらい寂しくない。

大切なのは、何人いるかじゃなかった

友達は多いほうがいい。

人に好かれているほうがいい。

誘われる人のほうがいい。

昔の私は、どこかでそんなふうに思っていた。

でも今は違う。

友達が10人いて、その10人といる自分を好きでいられるなら、それはとても素敵なことだと思う。

友達がひとりでも、その人の前で何も取り繕わずにいられるなら、それも十分幸せだと思う。

大切なのは人数じゃない。

「誰といるか」だけでもない。

私は、

「その人といるときの自分を、好きでいられるか」

が、とても大切なんだと思う。

人間関係を整理したかったわけじゃない

私は、友達を減らそうと思って自己内観を始めたわけじゃない。

ただ、自分の気持ちを知りたかった。

自分は何が嫌なのか。

何が嬉しいのか。

どんな人生を送りたいのか。

何を大切にしたいのか。

それをひとつずつ知っていっただけ。

その結果、自分にとって心地いい人間関係と、そうではない人間関係が見えるようになった。

だから私は、人間関係を整理したというより、

自分を大切にするようになった結果、残る関係が変わったんだと思う。

もし今、人間関係に疲れているなら。

すぐに「縁を切るべきか」を考えなくてもいい。

まずは、自分に聞いてみてほしい。

「私は、この人といるとき、どんな自分になっている?」

「この人と会ったあと、心はどんな感じがする?」

「私は本当に、この関係を続けたいと思っている?」

答えは、相手の中ではなく、自分の中にあるのかもしれない。

Lunaのことば

人間関係を見直すことは、
誰かを悪者にすることではないと思っています。

相手には、相手の人生がある。

そして私には、私の人生がある。

だからこそ、

「誰と付き合うべきか」ではなく、

「誰といるときの自分を、私は好きでいられるだろう」

そんなふうに、自分に問いかけてみてもいい。

離れることだけが答えじゃない。

少し距離を変えることも、
付き合い方を変えることも、
それでも大切にしたいと気づくこともある。

自分の心を置き去りにせずに選んだ答えなら、

きっと、それが今の自分に必要な人間関係なんだと思います。

Luna

KIZUKI   SELF WORK
その人といる私は、
私らしい?
人間関係に疲れたときの自己対話ワーク
「嫌いなわけじゃない。
でも、会ったあとはなんだか疲れる。」

「距離を置きたい」と思う自分を、
冷たい人だと思っていませんか?
A LITTLE QUESTION FOR YOU
この人といるとき、
私はどんな自分になっている?
「縁を切る・続ける」の
答えを出すためのワークではありません。

本当は何を我慢している?
私は相手に何を求めている?
これから、どんな距離でいたい?

誰かを悪者にする前に、
まずは 「私はどう感じている?」
を、ゆっくり見つけていきます。
SELF DIALOGUE  ・  RELATIONSHIP  ・  MY FEELINGS
自分にとって心地いい人間関係を見つける時間
この記事を読みながら、
誰かの顔が浮かんだあなたへ。
答えを急がず、
一度自分の心と話してみませんか?
FOR YOUR HEART
KIZUKI SELF WORK 自分の気持ちと、話してみる
PDF WORKBOOK  |  KIZUKI
K I Z U K I
自分の心に、気づく時間を。

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